今年から始まったタマダカップも3戦目、本戦が最終戦である。これまで開幕戦と第2戦目の勝者はいずれもキッズライダー。NSR50使いのたっくん選手、そしてNSF100使いのたっくん選手。別人ながらどっちもたっくん選手...って言うよりも、どっちもノーマル使いってところがおっさんライダーを泣かせる要因である。爆音のマフラーを装着し、ピカピカのキャブとオイルクーラーで武装するも無残な連敗街道まっしぐら。キッズに一矢報いる最後のチャンス。大人達が虐待上等の怨念を燃やして最終戦に挑む... そんな魑魅魍魎の渦巻くレース当日。爽やかな秋晴れに恵まれて邪悪な心が洗われたような朝、本日のイケニエはNSF100を操るIKINAのたっくんである。たっくん選手に襲いかかろうとする大人ライダーが十数名、中でも危険度が高いのがこの4人。かんご、山田選手、19選手、そして今現在伸び盛りのいまにしぇん。選手である。レース展開を想定しつつ受付~車検を済ませていく... 公式練習。早々にタイムを出してくるのはたっくん選手に19選手、そして山田選手だ。この辺は安定して速いよねぇ。かんごはウンコタイヤの為に朝の準備運動程度に走行しつつキャブセットを探る。本日は気温23度の湿度35%程度、なんとなくマシンが走りそうなコンディションである。好タイムが期待される... キャブはCR-mini22φ、MJ98-SJ48のセットをチョイス。これまでシフトアップのマニホールドを使用していたのだが、ポートの段差が気がかりであった。スペアにヨシムラのマニホールドを持っており、せっかくなので使ってみる事にする。ヨシムラのはキャブの掴み心地が若干甘い感じはするんだけど、ポートとの段差はそれなりに解消されている。体感できるほどの差はあるのだろうか? 予選 予選は15分間...総勢15台の車両でコースは混雑が予想される。たっくん選手と19選手に続いて3番手でコースイン。コースが空いているうちにタイムを出す作戦だ。先行する2台と距離を置き最終区間から加速していく。マシンは走っているようだ。狙うは40秒台半ばなんだけど...タイヤ交換したとは言えいきなり出るタイムなんだろうか? アタック早々に40秒台突入。とりあえず大丈夫そうだ。それならばと今のうちにアタックを繰り返す。40秒半ばをクリアしたところでピットインしてライバル達の動向を探る。そばにはレースクイーンも居るので眺めがいい。電光掲示板の一番上段にはやはりたっくん選手。40.2秒くらい。そのうち40.1秒台に入れてしまった。ちょっと手の届かない差がありそう。2番手にかんご。3番手に山田選手。山田選手はアタックを繰り返しているが僅差で抑えられているようだ。っと、更新されてしまった。40.3秒か... かんごが再びコースイン。なかなかの良いペースで更新の期待が高まるもヘアピンでスリップダウン。被害はなし御愛嬌...気を取り直してクリアラップを探す。その間に山田選手は40.2秒に入れてしまったようだ。ちょっと届かないような気もするが今さら引き下がれない。アタックを終えたマシンが退場して行ってコースも空いてっきた。残り時間も僅かか?ギャラリーも沢山いて目立ち度抜群。気合い集中してアタック開始。ちなみにファイナルは14-37で若干ショート。これまでは40.6秒辺りで頭打ちだったんだけど、シフトポイントを微修正して好感触。これまでよりも0.2~3秒速く走れている。まだまだロスポイントはあるものの...出来る範囲で削っていく。どうだ?? 40.328秒 0.061秒届かず。予選は3番手となった。注目してくれたギャラリーは落胆のため息か?とは言えかんご的には自己ベスト更新のような気がする?※これ以上のタイムを記録したのは倒立フォークにブレンボで40.306秒。純正フォークを使うようになって1年少々、やっとここまで戻ってこれたようだ。正直うれしい!!...んだけど、ギャラリーの期待には応えられませんでしたw。後続の19選手といまにしぇん。選手も40秒台を記録し、ポールポジションのたっくん選手を逃すまいと追従する。はてさて...決勝はどーしたもんかな?? ここで個性的なメンツを個別に想像してみよう...まずはたっくん選手。ポールポジションからの飛び出しとなるが、スタート失敗の印象はない。スタートは得意なんだろうな。余程の事がないかぎりホールショットをモノにするだろう。そして後ろからのプレッシャーにも強い。振り返ったら『オヤジの鉄槌』が下るのでメンタルを攻めてたんじゃラチが開かない。2番手の山田選手は?山田選手はなかなかクレバーだ。クレバーってどう言う意味?ってな気もするが、なんかそんな感じ。獲物を観察し全てを把握してから喰いつくタイプだ。過去に失敗した経験でもあるのだろうか?スタートを失敗するイメージが漂うが、きっと何処かヌケてるんだろう。3番手のかんごは逃げれない攻めれないの駄目人間。本日は『期待に応えられない』と言う新展開まで披露しているナイナイ野郎である。しかし幼女には優しいし割と好かれている。俺のフェロモンは何を求めているのだろう?。4番手の19選手は今でこそ家族だんらんの姿がイメージされるが、かつての核弾頭である。目の前を塞ぐ敵が現れようなら躊躇なくミサイルを発射するだろう。しかし、パドックでは良いパパ。ミサイルの発射ボタンスイッチは錆びてないのだろうか?5番手のいまにしぇん。選手は伸び盛り。スタートのジャンプアップに定評あり。2列目から飛び出してたっくん選手を抑える事が出来るのだろうか?戸籍は軽くなったが体重が増加気味なのが気がかり。 決勝 そんなこんなで決勝レース。ポールポジションのグリッドについたたっくん選手の横には傘持ちのレースクイーンが。選手紹介されるたっくんに『お姉さんに抱きつけ』だの『おっぱい揉んどけ!』と野次を飛ばす。振り向けばソコにおっぱいがあるのだが、ここでも振り向きは厳禁なのだろうか...若干照れるたっくん選手。お?これは動揺したかも知れない??と思ったが、付き添いの親父がデレデレ状態。うん、確かに親子のようだ。 グリーンフラッグが退去。フラッグマンの日章旗に集中して...スタート!!いまいち回転数が足らない気もするがまずまずのスタート。山田選手を交わしてたっくん選手の直後に張り付く。1コーナーを旋回しながらNSFの伸びを察知し2コーナーのラインを微修正。立ち上がり早々にインに並んで3コーナーを奪取。まだ最高速に達しないノーマルNSFの弱点を突いてトップに浮上。唯一とも言えるチャンスをモノにしたぞ!!さぁ逃げろ~ 予選で自信を付けたので40秒前半で逃げる作戦。少し離してしまえば後続の4台での潰し合いが期待できる。シフトポイントを微修正したおかげで進入時の挙動安定とスピード維持が両立できている感じ。未体験ゾーンのスピードのせいで若干危ない場面もあるが、まだコントロールの範囲内だろう。タブン 2周目に突入して今後の展開も楽しめそうなポジション。4速全開で加速Gを得ながら2コーナーに飛び込む!?あまりの速さに滑ったのか跳ねたのか分からないままアスファルトにダイブ。『コケたんだ!』と思った瞬間にはグラベル目前!!全然スピードが落ちないwwwドッカーン!!!グッシャーン!!ってなって轟沈... とりあえず生きているようだ。マシンは大破。ふとコースに目をやると19選手が3コーナーで轟沈している模様。アクシデントに乗じてミサイルを発射したが命中しなかったようだ。2人して戦場から退場... ピットに帰還して19選手と共にレース観戦。先頭はたっくん選手だ。真後ろに山田選手が続いている。様子から伺うにファイナルラップに仕掛けるんだろう。いまにしぇん。選手は3番手ながらトップ集団からは離されてしまっている。 ファイナルラップ。今までにない接近具合で1コーナーを旋回。行くか??若干無理くりな距離から接触しながら3コーナーのインを奪取。トップが入れ替わったがたっくん選手の気迫もすごい、右のヘアピンで刺し返す気満々である!!行くか??ってこれまた無理くりな距離から突入ですよ!両者とも引かないねぇ~!!インにたっくん選手、アウトに山田選手。接触しながら旋回しますが、堪え切れずにたっくん選手が転倒!これにて勝負あり、山田選手の優勝~!! 2位にいまにしぇん。選手。3位に平木選手、そして再スタートしたたっくん選手は5位でした... たっくん選手、悔しさのあまり号泣ww しかし、シリーズチャンプ獲得にてニンマリ(笑) かんごはマシン大破でゲンナリ.... ![]() |
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