前回のHSR九州のレース、コース外から見た博士の分析によると『重心が高い!』との事。なるほどそんな気はしていたが、フロントがストロークした時のゴツゴツ感が邪魔をして低く構えられないのだよ。あのゴツゴツ感は何だろうか?『きっとフルストロークしているんだよ』と返答していたのだが... 絶頂ガレージにてフロントをバラシてみると残ストローク25mm!?奥の奥10mmは使え無さそうな感覚なので15mmも余っている状況のようだ。ノーマル不等ピッチのバネは奥が相当固く反発が凄いのだろう。ゴツゴツ感はコレだな。 と言う訳でシェンプラスにてフロントフォークのバネとオイルを購入。リアサスも2000キロ使っているのでそろそろ換え時。こちらもバネを変更したものを購入しておく。現物はスペアに。次のレースまで試走はできないが、なんとなく行けそうな気がしてきた。 TSタカタ CBR250Rドリームカップ-第2戦 予選まで10分と15分の2枠の練習走行枠、期待した足回り...なんだこれは?別物のマシンのようにしなやかに動く。動きは良いのだが...なんだかフロントが高い位置でキープしている。初めての等ピッチバネの動きに慣れない。このバネどうやって動かしたら良いんだ? 予選、フロントの動きに注視。今まではアクセルオフでフロントが沈んで行ってたのだが、コレはそう言うもんじゃないみたい。進入のラインやフォームで荷重を掛けるのか?ちょっとソレっぽく乗ってみるものの形にはならない。後ろにはロスマンズ斉藤の魁選手がピッタリと付いてくる。ニンジンにされているようだが...。ラップを4秒台まで上げ更にタイムを削るべくヘアピンカープに進入。今までのフロントなら限界点となるところまでもスムーズな動き。しかし、身体が拒否反応を示すw。これまでの印象が身体に染みついてしまったようだ。タイムは4秒止まり。平凡。 決勝までの時間、観戦に来ていたバイクドクター久岡さんからの指摘は『ヘアピンの進入でワンテンポ遅れている』おっしゃる通り。マシンの限界点はまだ見えないのに、人間がブレーキを掛けている状態。限界まで攻めずして何が得られるだろうか??腹をくくってチャレンジするしかない... 決勝、グリッドは8台。ポジションは2列目の4番グリッド。PPは沖縄から遠征の仲村選手。開幕戦の勝者ながらまだ本領発揮とは言えないか、ポテンシャルは高そう。2番グリッドは長谷川選手、足のセットとフレッシュタイヤでコーナリング番長の様相。この2台の間を抜けて2コーナーまでに前に出る作戦。自分の反応速度なら可能な範囲だ。 若干長めなレッドシグナル...??焦らされた長谷川選手がジャンプ。自分を含めて動きに動揺したか?若干遅れ気味のスタートから長谷川選手に並ぶ。2コーナーへ切り返したところでアウトから斉藤選手のマシン。イン側へ逃げるが更にインから仲村選手!!両車に挟まれた状況からのリカバリに失敗して大失速。2014年モデルの漆黒のマシン、西本選手に容赦ない速度差で抜かれる。まじか! 1周目を5番手通過、既に2番手と3番手の間に距離が出来そうな雰囲気。逃す訳にはいかない。目前の西本選手は足回りに難がありそう。3コーナーで加速体制をキッチリ作って4コーナーヘアピンでインを射す。おっと?イケるじゃん??フロントの挙動は安定している。初めてコーナーの進入で他車を抜いたw。抜いたは良いが、後処理が分からずちょっとグダグダ。まぁ良い。同じ作戦で次の周でもロスマンズ斉藤選手をパス。振り切りながら前を追うが、ロスマンズ斉藤選手がピタリと追従してくる。おぉ!?こちらは関東からの遠征。3秒台で逃げるも突き離せない。とりあえず後ろは保留で前を追おう。長谷川選手に対してペナルティの黒旗がフラッグタワーに提示されていたが本人は気付いたのだろうか?激しく仲村選手とやり合っている。 中盤、後続のロスマンズ斉藤選手が3コーナーでインを突いてくる。ここでもフロントの安定性を利用して綺麗なクロスを描き射し返す。マフラーとの相性も良くペースは落ちない。しかし先頭との距離は縮まらないか?10周だと思っていたレースは11周目に突入?あれ??決勝は12周だっけ? 最後まで3秒台を刻んでチェッカー。長谷川選手にペナルティが加算されての2位浮上。スタートでの出遅れが悔やまれるが、初めて追い上げのレースをする事が出来た。それは見ていてくれた人の反応ですぐにわかる。この足の限界点はまだ先にありそう。もう一段階先のチャレンジでは何が見えるだろう...勝利か?もしくは転倒かw ひとまず一歩先に進んだようだ。 残ストが見えるので話が早い |
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