レース情報‎ > ‎

TSタカタ CBR250Rドリームカップ-開幕戦

2014/05/06 22:03 に 絶頂男爵 が投稿
地元広島、TSタカタの開幕戦がやってきた。自分の持ちタイムは1分3秒台くらい。このコースをスーパー速い人たちは1分1秒台で走る訳だが、その走りはしっかりと目に焼き付けてある。見たままを実践できればいいのだが、なかなかそうも行かない。出来ない理由は何か、マシンか?腕...か?


開幕戦の出場台数は7台、いや?8台か。ここTSタカタで3年目のシーズンを迎えるのはワシだけって言う事に複雑な思いがあるが、まぁいいか。昨年の好敵手だった蜂蜜レモン選手は筑波へ進出したようだ。勝ち逃げされてしまったな...代わって彼女のサポート担当だった長谷川選手が参戦している。彼の走りは何度か走行会で見ている。正直、蜂蜜レモン選手よりポテンシャルは高いと思っているので要チェックだ。


予選までの走行は公式練習枠とオプション走行枠2つの合計3枠。色々車体調整して試走するには時間的に厳しいのだが、長谷川選手は足回りの調整に余念がないようだ。タイムは数台が4秒台で均衡している。男爵号においてはこの時点でフロントの底付き感が出ている。


予選までの時間、パドックで最新マップの情報を小耳にはさむ。『時代は進化してるんだよ!!』ってな言葉に衝撃を受ける。2013年度に培った経験と情報を詰め込んだ最新マップを頂戴して男爵号にインストール。AとBの2つのチャンネル切換えがあり、諸元の方は細かい話になるんだろうけど、ざっくりと『薄い方/濃い方』とだけ聞いておく。



予選開始、1番手でコースイン。後ろには長谷川選手か?タイムが均衡しているので前を走るのは得策ではないような気もするが、最新マップの体感の方を優先。点火時期の変更が効いているのか排気音に変化が見られる。コーナー立ち上がりのパンチ力も向上しているようだ。Bモードで0.2秒タイムを短縮。途中からAモードに切り替えてみるがパワーの立ち上がりタイミングがこれまでと違うようで扱いが難しい。ヘアピンの立ち上がりで大きくリアタイヤを滑らせた所でAモードは諦める事に。また今度。予選は3秒台で2位をキープしていたが、徐々にタイムを削っていた仲村選手が時間ギリギリでアタックしている。どうだ?む~んやられた。3番手に後退。



予選終了、PPは長谷川選手。フレッシュタイヤで臨んだ予選は足回りがバッチリだった様子。『カンゴさんあれが限界ですか?無理できない気持ちが良く分かります。あれが限界なら決勝は厳しいですね~♪』と全てを見透かされてしまったようだw。足の調整とフレッシュタイヤの投入。やはり、やっただけの成果があるんだな。見習うところである。



昼休みに決勝の流れを予測しておく。PPの長谷川選手はマシンのセットが良さそうだが、2番手の仲村選手が逃がさないだろう。タイム差はそれほどないので追走して漁夫の利作戦で行くか?4番手は岩月選手。こちらもタイム差が無いが、今日はミニバイクとCBR両方に乗っているので切換えが難しいと予測。挿して来るほどは追いこまれないだろう。スタートで出遅れないように注意だ。



決勝。シーズン3年目、スタートシーンは何度も経験しているので気負いは無い。フロントローイン側からレッドシグナル消灯でクラッチミート!!上位2台が動き出す前に飛び出し成功!ホールショットから全速で逃げを敢行。昨年なら4コーナーのヘアピン辺りで喰われるところだがまだ来ない。上位との差がそれほど無い証拠か。1周逃げ切ったが長谷川選手に交わされて2番手に陥落。続け様に仲村選手にも交わされる。後ろを振り返れば岩月選手。なるほど想定通りだ。長谷川選手と仲村選手の接近戦が開始される。離されず追走して様子を伺う。三者三様でラインが異なり各所で交差する。


中盤、後ろに居た岩月選手の姿が見えない。何処かで転倒したか?前方では相変わらず2台のラインが交錯している。長谷川選手は奥まで突っ込むタイプか?仲村選手は立ち上がりに無理が出てきたか?大きくリアタイヤを滑らす場面が多くなってきた。かなり近い距離で追走しているのでちょっとビビる。


終盤、やや離されそうになるが、3コーナーとすり鉢コーナーで距離を詰めて食い下がる。HSRでの経験が活かされているのかも知れない。とは言え、自分自身の走りもギリギリのところ。フロント、リアサスの限界点が見えてきた。次回への課題が見えてきたところでチェッカー。


3位ながらレースタイムで自己ベストを記録する事ができた。足回りの改善、マップの吟味と今後の課題と収穫のある結果となった。コーナーの進入と立ち上がり、もうちょっと踏ん張る事ができたら随分楽に走れるような気がしてきた。まずはお手軽なフロントフォークのスプリング変更から試してみようか...


6000回転で93デシベル。桶川&白糸のライダーさんどうでしょうか?




Comments